水出し鳳慶

水出し鳳慶 小梅茶荘
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小梅茶荘の「水出し鳳慶」。知らなかったけど鳳慶って紅茶だったんだなぁ。
17時間くらい抽出したもの。水色は薄く黄色でますます紅茶っぽくない。

飲んでみるとなんとも不思議な…烏龍茶と紅茶の間をいったりきたりしてるような…
味の「感じ」はダージリンとかのFFを飲んでるような…でも「味わい」は祁門のような花のような若干の燻香が香ってきます。あーなるほどー紅茶、紅茶なのかこれはー。癖は少なく飲み易いです。特徴を感じられるまでにちょっと時間差があるので、ぐいっと飲むタイプのお茶ではなさそう。慣れてくると味に深みが出てきて美味しさを感じるようになりました。

星3.5

小紅袍

小梅茶荘 小紅袍
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小梅茶荘の「小紅袍」。やんちゃなプリンスという説明文にフフッ(´・∀・`) となる。
マスカットのようなフルーティーな後味があるとのことなのだが。

一口目からしっかりした味わいで軽い味わいと強めの香ばしさがくるけれども、とくに説明にあるような香りではないかなと思いきや余韻にほんのりとたしかにマスカットに似た香りが感じられました。余韻は長く、舌先にも後味が残ります。あと強い味わいとは反対にお茶自体の香りはかなり軽め。
ちょっと煎を重ねて香ばしさが落ち着いたころの味わいが好きです。

そういえばこのお茶、ちょっと火入れが強いらしくて、味は軽いけども焙煎は強めで軽やか系の分類ではあるけれど、全体的には重い印象に思いました。私はもっと焙煎軽いほうが好みなのだけどこれが小梅さんのところの持ち味なのだろうなあ(・ω・)

星3つ

雀舌

小梅茶荘 雀舌
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小梅茶荘さんとこの「雀舌」というお茶。岩茶です。外から持ち込まれて武夷山で育った外来種らしい。

飲む香水と言われていて女性人気が高いとか。白瑞香とちょっと似てる部分があるって説明があって、実際そうなんだけど白瑞香よりもやさしくて甘い。甘さも爽やかよりはしっとりした部分があって香りも喉に落ちていく感じで飲み始めから余韻まで、こちらも一貫していて安定感がある。
抽出したあとの茶葉の香が本当にすばらしく広がっていい匂い…(*´Д`)

香りも味も強いので、短時間でガブガブ飲むお茶じゃないかもなー。だらだら半日くらいかけて煎を重ねるのがよかったかもしんない。

星4つ

白瑞香

小梅茶荘 白瑞香
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小梅茶荘の「白瑞香(はくずいこう)」。名前かっちょいいー。武夷岩茶。ユニーク系らしい。香木系のエキゾチックな香りと強い甘みですとな(・ω・*)
珍しく淹れる前から茶葉のよい香りが漏れ出ている。

おぉ~…香木かぁ…なるほど。岩茶って淹れたあとの香りがやわらかくぶわーって溢れるインパクトが強い感じのものが多いと思うんですが、これは印象大人しい。思ったよりは軽さがあり繊細なんだけど飲み始めから余韻まで味わいに変化がほぼなく一貫した主張が続きます。沈丁花にたとえられてて印象としてはまさにそんな感じだー。
エキゾチックいいね(´∀`)でも特別甘いと感じるようなアプローチはなかった。コクが隠れていて、いいアクセントになっている。なのに苦味がなく、軽さも上滑りになってないし、すごい安定感…
特徴的な香りは煎を足しても長く感じられました(・ω・)

星4つ

奇蘭

小梅茶荘 奇蘭
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小梅茶荘の「奇蘭」。岩茶です。
やさしい味わいなんだけど、どことなくきりっとしていて、さらっと消えていくようなそんな味わい(´・∀・`)さりげない優しさ、みたいな。
説明にあったフルーティーさと香ばしさが同居するっていうのが適格な感想でした。
焙煎の香ばしさが奇跡的な加減で、フルーティーな柔らかさが活かされていて、おいしいです!(*´∀`*)

抽出した茶葉は焙煎香が強いなーとおもいきやこんな味わいになるとは。
味わいは強めながらインパクトや余韻は強くないので、お茶うけのものがあるとよく合いそう。煎の持ちがいいのとあと眠くならないのがいいw

星4つ