究極の紅茶を淹れてみる

近所の図書館へ調べものに行ったときに、ティム・ドフェイ氏著の「究極の紅茶をいれるために」というなんかすごく中二心がくすぐられるタイトルの本をさらっと読んだので、その中で紹介されているパーフェクト・ミルクティーとやらが気になったので作ってみる。パーフェクトに美味しいらしい。

簡単な手順としては、台湾烏龍茶15gとアッサム4gをブレンドして牛乳で弱火で抽出するというもの。

台湾烏龍茶とアッサムCTC

というわけで台湾烏龍茶とアッサムを用意。アッサムはCTCの場合は3gとのこと。にしても台湾烏龍茶多すぎないかい。うーんキモイ。台湾烏龍茶は台湾に行った時にその辺の免税店で売ってた30g入りのお土産用のやつで無難に凍頂烏龍茶。安かったから期待してなかったけど良い匂い!アッサムはムジカのCTC。抽出時間は書いてなかったのでとりあえず烏龍茶の茶葉が開くまで(3分半くらい)弱火でかき混ぜる。

パーフェクト・ミルクティー

そんなわけであれこれやってできたお茶。烏龍茶とミルクはまぁ合わなくない。アッサムもきっといい仕事してるんだろう。でも一口めが苦くて、砂糖投入。飲みなれていくとわりと美味しい。烏龍茶の香味がちょっときついかなーと思うので量を少なくするなり、もうちょい柔らかい味のもののほうがいいかも。

このレシピにはつっこみたいところがあって、牛乳に直に茶葉放り込むパターンなんだけど、牛乳のカゼインが茶葉に膜を張って抽出を阻害するので、牛乳オンリーの抽出はよくない…はず。(´・ω・`)お湯で茶葉を開かせてからミルクとかき混ぜたほうが茶葉の量も少なくてすみそう。化学的根拠大好きなのでちょっともやもや(´-`)

改良すればもっと美味しく淹れられそうだなーと思いつつ。あとかなりこってりしたあじわいなので飽きる。2杯め途中からお腹がもったり…(・ω・)

紅茶の淹れ方の本とかの基礎的なものはだいたい書いてあることが同じなのであまり読まないけれど、著書は基礎にとらわれない斬新で挑戦的な淹れ方も紹介していて面白かった。フローティングティーとやらもやってみたい。そのうち。

シエラザード(水出し)

ルピシア シエラザード
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ルピシアの「シエラザード」。夏限定のお茶。いつだったかの夏に見送ってしまったのだがなんか目についたので購入。ミントとグレープフルーツの香りのブレンド。ルピシアの緑茶フレーバーものは正直あんまり期待していない。美味しいと思うものもあるけど騙されたと感じることも少なくない(‘A`)

香りは大人しいながらもミントと柑橘のさわやかな感じが涼やかで良いです。味のほうも苦味やきつさはなく、さらりとした味わい。ミントの香りは強くなりすぎず、柑橘の香りもよくよくマッチしていて両方のバランスが良く美味しい。ルピシアのこの手のフレーバーで緑茶だと雑味えぐ味が出そうな気がするのに(失礼)そういった兆しがまるでなく最後まで美味しく頂ける。緑茶が日本とスリランカのものを使っているのと、半発酵茶、つまり烏龍茶も入ってるんですね。さっぱりと飲み易くなっている。むやみに日本の番茶だけを使わなかったところには評価せざるを得ない。ブレンダーグッジョブ(・ω・)b
このフレーバー感はTWGの感じにちょっと似てる。

星4つ

石乳

小梅茶荘 石乳
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小梅茶荘さんの「石乳」。香りは苦味が強そうに感じたけれども、飲み心地は柔らかくて甘め。コクも軽め。ミルキー系とあったけれど、そこでミルキーっぽさはそこまで気にならない。後味にほんのり乳香っぽさが漂う。煎を重ねると味がしっかりして風味に深みが出る。2~3煎目のキリっとした感じが好き。

残り香がよく香ってくれるので聞香杯を使うと楽しそうだなぁと思いました。

それにしても細かい茶葉が…

星3つ

ロイヤルブレンド

神戸紅茶 ロイヤルブレンド

神戸紅茶の「ロイヤルブレンド」。生紅茶というシリーズ。新鮮さをウリにしているだけあって、アソートのパックを開くと茶葉の良いかおり…(´-`) アッサムとケニアとダージリンのブレンドで、ダージリンのマスカットフレーバーを楽しめよとのこと。水色は濃く、ケニアとアッサムでダージリンの香りなんて消されるんじゃ…と思いましたが、意外にもダージリン結構香ってくれてる。ケニアの土っぽさを感じつつも飲んだ時はさっぱりとした味わい。ブレッドやパイ、ビスケットにいいとのことなのでちょうど食べてたお菓子がそういうタイプだったので合わせたらなかなかよい組み合わせでした。リプトンよりは嗜好が合うぞ…
ミルクティーにしたらだいぶミルクに持っていかれたのでストレートがいいか…でももーちょいアッサム寄りでもいいかな…。

星3つ

生紅茶のティーバッグもホチキス止めかぁー。慣れてるとはいえ…ちょっとめんどい(‘A`)

アールグレイ フレンチブルー

マリアージュフレールの「アールグレイ フレンチブルー」。サマーティー買おうかと思ったけどちょうど荷物が多く瓶の重さに(‘A`)ウヘェって思ったので気になってたアールグレイフレンチブルー。これとイスカンダルは量り売りでも購入できるけどサマーティーのラインナップのものと同一ではないとの噂も。一緒のようです。瓶に詰め替えているだけとギャルソンの方に聞きました。ふうスッキリ(・ω・)

マリアージュ フレール アールグレイ フレンチブルー
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画像は水出し。ホットだと香りあんまりでないなーと思ったけど一口飲むとほわーっとした柔らかい香りに包まれて落ち着く…意外にも緩く暖かい感じの印象で後味が強い。自分は結構好きな感じなんですが、何口目かからほんの微かにケミカル系の兆しを感じる。他所でちらほらクレヨンの香りに感じる人がいたりするのはこの辺が引っかかってるのかなー。さすがにクレヨンとは思わなかったけれども。後日、お湯出しのアイスティーにしたらほぼ気にならなくなりました。

水出しの時は香りが柔らかくて軽いんだけどベルガモットのキリッとした感じも感じられて良いです。キームン使用なのかな。飲み易いけどホットと違って味の淡白さが目立つ。

星3.5