ルピシアの「アールグレイ グランドクラシック」を開けた。瞬間後悔した_(:3 」∠)_
この匂いほんとやばい。死ぬ。飲めなかった時に茶香炉で燻すやらポプリにするやらの選択肢ができないくらいの香りでほんと最悪飲まずに捨てるはめになるかと…
この臭さはセタトワなんか目じゃない。臭いで目が痛い。
茶葉にドライ龍眼がまじってます。あと香料。でもって紅茶と半発酵(烏龍茶)のお茶がブレンドされている。2分半で抽出。

水色は淡めでとても綺麗。やばかった匂いも抽出後はだいぶ落ち着いています。が、やっぱくさい(´Д`；)

しかしこれが飲んでみると不思議とｳﾏｰ━━━━ヽ(ﾟ∀ﾟ )ﾉ━━━━!!!!

臭いのに一口飲んだとたん、じわじわとひろがる上品なスモーク臭とほのかに甘い果実のような香が！！どっから現れた香りなんだ(;ﾟдﾟ)
このお茶はグレイ伯爵が惚れ込んだお茶(正山小種)を再現しようとしたレシピをイメージしたもので、龍眼が手に入らなかったからベルガモットで代用したのが今のアールグレイなんだがこのレシピのほうが流通してたらアールグレイは今の市民権得てないだろうなー。
今のメジャーなアールグレイとは遠いようで、でもたしかにアールグレイ…と思わせてくれる。しみじみ。このごつさがたまらんです。
お茶のブレンドのバランスもいい。渋みがなく烏龍茶のさわやかさとやさしい感じが香りとちゃんと合ってる。味覚のそこそこ浅い部分で抜けていく香りが絶妙です。余韻も強くて体の力が抜けてゆく…_(:3 」∠)_

しかしこれちゃんと淹れると茶殻がくさくて処分が大変だね｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡

星4.5。このお茶のファンは意外に多いみたいです。この美味しさはくさやに通じるものがある。気がする。

ルピシアの烏龍茶「水仙」。これはほとんど水出しにしてしまった。あんまりホットで飲まなかったなぁ。
こうばしい香りとすっきりした渋みが特徴とのこと。たしかに渋みというか中国系烏龍茶にありがちな鈍い金属を連想させるようなキーンとした渋みが…くるかくるのか！？(;ﾟдﾟ)と待ち構えていたら残念きませんでしたーヽ(・ω・)ﾉｽﾞｺｰみたいな肩すかしを食らったかのようなお茶でした…渋みというほどのものでもない気がする。さっぱりして飲みやすくはあった。味もすっきりなのにコクがさりげなく感じられて嫌味の少ないお茶で食事にもちょうどいいです。

星3.5

ルピシアの「黄金桂」を淹れる。ってかこれレビュー済かと思ってました…馴染み深いわりに自分で淹れたことなかったのか…。テイスティングカップで1分ちょっと抽出。
金木犀がふんわり香るかのようなフラワリーっぽさと軽くほのかに甘い味が楽しい烏龍茶です。いいよねこのお茶。（´-`）比較的安価でありながら癒される。後味は香りがじんわりと舌に残ってゆっくりと消えていく感じ。お湯で淹れるとまったりした味で落ち着くし、水出しにすると爽やかな感じで少し味が引き締まります。どちらも好きな感じだなー。
特別にすごいものがあるわけではないけれど、そこがいい。みたいな庶民にやさしく、1年通していつでも楽しめるお茶です。

星4つ。

ルピシアの「白葉単叢」。烏龍茶です。ひぃ。画像ボケすぎだorz茶葉が大きくて袋がすごい膨らむ(;ﾟдﾟ)
柔らかくて少しのコクと軽さ、爽やかさがあるお茶。試飲では全然感じなかったけど、奥からじわじわくる風味というかそんなものがありました。この余韻はちゃんと飲まないとわからないものだったのね…あと水色も好きな感じです。
でもって飲みやすい。あとこれ本当にうっすら…なんだけどプーアルっぽい印象があるような…。きのせい？(・ω・？)
全体的に柔らかくこじんまりとまとまってる感じと思います。
甘さを感じるというのもなんとなく納得。実際甘いわけじゃないんだけど、こうグルメリポーターだったら大げさに「わ～このお茶甘いですね～」とかいっちゃうようなそんなニュアンスが通じれば… (>ω<;;)!!
このお茶は口に含んだ時より飲んだ瞬間がすごい香味を感じる。その後味が喉に微かに残るようなこの感じはちょっとクセがあるかも。残り香は花のような感じもあり、茶香炉でもいい香りを楽しめました。

水出しにすると柔らかさが強くなってお湯出しとは違ったおいしさを楽しめた！風味もやさしくのど越しもよくなってこちらもおすすめ。

星3.5